Nekrotische Kunst -2ページ目

どちらかというと当たり障りのないチョイス

正月明けから課題&試験の存在を思い出してそっちに取り組んでいたらすっかり放置。山場は少し前に通り過ぎたのですがその後いつものごとく、いつも泊まってる彼の家で数泊してしまいました。山場は過ぎたといってもまだ試験があるので気を緩められません。ま、緩めなくても今期は情報系の単位取れそうにないよ・・・


とりあえず面白くない私の近況報告はこれくらいにして本題に取り掛かろうかと思います。去年の新譜、再販でよく聴いたと思うもの、気に入ったものを10枚くらい目安で列挙してみるつもりです。順位付けすると決まりそうにないので順不同です。


Arkha Sva - Hymne MC

Bekhira - L'Elu du Mal CD

Graupel - Auf alten Wegen ... CD

Hate Forest - Sorrow CD

Kataxu - Hunger of Elements CD

Make A Change... Kill Yourself - s/t CD

Satanic Warmaster - Carelian Satanist Madness CD

Strid - s/t CD
S.V.E.S.T. - Urfaust Digi-CD

V/A - Crushing The Holy Trinity 3CD


とりあえずこんな感じでしょうか。Lunar Auroraを年内に聴けなかったので入ってませんが年内に聴いていたらまず入っていたでしょうね。上から10枚には入らなさそうですが年末に聴いた日本のSSORCがとってもノルウェイジャンな感じで中々よかったのが印象に残ってます。まぁ年の最後に聴いたものだから覚えてるだけかもしれませんけど。

雑記

年末はブラックを聴き返しながら過ごす予定だったんですが・・・
24日に約束がありました。この日は泊まりなのは予想していたことでした。
でもその後も飲みがあったりして家に帰れませんでした。私の交友関係は
狭いからこうなるとは思いませんでした。最後はいつもの彼のところに泊まって
そのまま帰らずグダグダと何日も、今まで過ごしてしまいました。怠惰な日々を
過ごしていたわりに身体はけだるいです。彼の家にいる間は連日朝四時五時まで
起きてましたからそれが響いたんでしょうかね?とりあえず、この間に聴けたのは
24日に買った日本のSSORCくらいでした。感想書かなきゃまた溜まっていく。
書くつもりだった時間が丸々別のことに費やされたというのは中々痛手でした。

December when there is no angel

日記調で書くのはどうも久しぶりみたいです。早いものでもう年末。今年に買ったもので何がよかったか思考中です。大方の候補は上がってるけど順位付けとかは難しいんで順不同で十選とかそういうカタチで選定することになりそうです。でもその前に聴いたものの感想先に書きたいですね。こっちは年内目標。年末ギリギリに一斉にやれたらいいかな、と思ってます。中途半端に忙しかったりネット繋がってる時間と音楽聴いてる時間が噛み合わなかったりで大分遅れてますが、何とかできるといいです。

Die Asche eines Lebens

Die Asche eines Lebens


Wigrid - Die Asche eines Lebens


Burzumスタイルの前作で有名になったと思うドイツの一人ブラックメタルWigridの2ndフル。

No Colours RecordsにはBurzumのFilsofem風みたいに書いてあってちょっと期待してました。


前作の初期Burzum系でなくスロー~ミドルテンポでデプレッシヴさを前面に押し出した感じで

雰囲気なども含め確かにBurzumの作品で言ったらどれ?と聞かれたらFilsofemと答えるような

気はします。でもそんなわざわざ引き合いに出すこともないんじゃなかろうかとも思いますけどね。

暗いかもしれませんがメロは全然聞き取りやすいと思います。ジワジワと染み込んでいって気がついたら

曲に嵌っていく感じ。ラストはアンビエントでここはBurzumっぽいかも、と否定しておいて自分が

引き合いに出してみる。とりあえず安心して聴ける鬱系ブラックということでそっち系の人にはオススメ。

Kenose

kenoze


Deathspell Omega - Kénôse

フランス産ブラックのMCD。前作Si monumentum requires, circumspiceは昨年多いに話題に

なりましたね。前作は三部作の第一部だそうですがこのミニは第二部というわけではないそうです。


前作で初期Darkthrone系とは違う面を見せてくれましたが今回はそれとも違う世界へ旅立って

しまったようですね。ケイオティックと言うかプログレ的と言うか、かなり複雑になっています。これは

おそらく見ようによってはあらぬ方向へ進んでいるとも考えられるので賛否両論ありそうですがこういった

曲を創造してしまうHasjarl氏には正直な話驚かされましたね。この後に出たNorthern Heritageの

コンピレーションや、未聴ですが聞く限りスプリットLPの方でも今作と同系統の方向性であることを

考えると今後はこの方向性で行く可能性が高そうですね。彼らがどこへ行こうとしているのかもはや

私には見当もつきませんが質の高い作品を作っている、という信頼を築いてくれていますので今後も

期待しながら見守っていく方向でいこうと思います。


音源

Dodens Evangelium

Dodens Evangelium


Ondskapt - Dödens Evangelium


スウェーデン産ブラックメタルの2ndフル。Norma Evangelium Diaboliのリストに載っているけど

Next Horizon Recordsってとこのらしいですがここって一体何でしょう?私には詳細不明です。


相変わらず、と言うほど作品を出していないので今回も、ですね。不穏な空気を存分に感じられます。

有り体に言うところの邪悪ってやつですね。やっていることは今までとそう違うわけでないので前作を

気に入った人であるならば一点を除き問題はないのではないでしょうか。その一点と言うのはVoスタイル

なのですがメインが喚きなどから唸ったり、どちらかというとデス系っぽいものになっています。

物足りないわけではありませんがもう少し+αがあって欲しかったかもしれません。軽くデプレッシヴな

方向性ですのでそっち系好きな人はとりあえず押さえておいても損はしないんじゃないでしょうか?

...Doedskvad

"...Doedskvad"


Taake - ...Doedskvad

ノルウェーのブラックメタル。'05年発3rd。三部作の完結編にしてTaakeの終焉。


今回もメロディアスなブラックメタルを展開。前作をさらに押し進めたような作風なので

これまでのファンなら問題なく聴けそう。ただ個人的に今作はブラック色は少し薄れて

どことなくHM的な部分を得たように感じます。そのため結果としてより今までより広く多くの

人に触れられる可能性を持っているのではないかと思います。メロディアスでストレートに

カッコイイのでコテコテのブラックメタラー以外にも勧めてみたい一品。


ブックレットは今回もルーン文字全快でサービス満点。対応表を見ないと

何もわからないです。そこまでして見ようと思わないし探せば英訳とか出てきそうですしね。

Sorrow

HATE FOREST


Hate Forest - Sorrow


今は解散してしまったウクライナのブラックメタルバンドの'05年作。

アルバム単位だと4th?2004年の秋から冬にかけて録音されたようです。


前作Battlefieldsはどこへやら、Purityを彷彿とさせるスタイルに戻ったようです。

こちらの方がPurityよりメロディが聞き取りやすいです。曲はどれもブツ切れで

終わります。1曲4~5分ですが曲数は多くなく30分程で終わってしまいます。

中身の出来はPurityを上回るか!?と思わせる良作ですのでもっと長く、もっと多く、

彼らの曲を聴いていたい感傷に浸ってしまうこと請け合い。ブックレットは一切文字なしで

自然の写真が収められていて何とも彼ららしいですね。Sorrowなんてタイトルもあってか、

自然の情景を長めつつ曲に身を委ねるとどことなく悲しさが去来してきたりします。メロディが

寒々しく荒いだけでなくどこなく悲しさを感じさせるような響きを持ってるのも要因の一つか。


7'EPを纏めた音源集を出したようで、そっちの確保は出来ているので後は届くのを待つばかり。

これを聴いたら今度こそ終わりなんでしょうね。あとはDrudkhなど他の活動に期待しますか。

Ars Moriendi

LUNAR AURORA


Lunar Aurora - Ars Moriendi


ドイツのシンフォニックブラック'01年発の4thアルバム。'05年の再販版。

ギター追加、及びジャケ違いの模様。リマスターされてるかは調べてません。


ギターが一本増えてるようですが、このバンドは私後追いなんで違いがわかりません。

当たり前ですが音が厚くなってるんでしょうね。もう少し薄っぺらくしたら元の音かな?

5th以降よりファストでストレートな作風。keyの響きや上手さはこの時点でも変わらずに

良い感じなんですね。シンフォだけどkeyで誤魔化さない、keyに頼りすぎない姿勢が

個人的に好きなのでこれも私にとっては素晴らしい出会いでした。Zyklusを聴いて以来

どうやらお気に入りに昇格しているようなのであまり客観的に見れないらしく否定意見や

穿った見方が出てこないようです。今年の新作はまだ未聴なのですがそちらも実に楽しみです。

Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne

Cursed Scroll


Horna - Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne


フィンランドのブラックメタルバンドの'05年の5thアルバム。

しかしなんだろう、このジャケットの既視感は?と不思議な感覚に苛まれて悩むこと

5分。あ、そっかわかったコレ に似てるんだ。う~ん、これはいい思い出がないものだな。

昔先輩にコレ使われてボコボコにされたことくらいしか思いだせないような・・・


なんかHorna節とか言えそうなメロ搭載(当たり前)なのでHornaだぁ、って思います。でも

今回はミドルテンポ主体の曲が多いようですね。そんなところに少し新鮮な感じを覚えます。

1曲1曲がやや長尺な作りになっていますが構成はしっかりしてるので長さやテンポは気に

なりませんね。何だかんだで中身はHornaなので安心して聴けるというか。

今まで好きだったならば、おそらくさして抵抗なく気に入られそうですね。


LP版はCDと違ってボートラ沢山なのでそそられるものがありましたが予算の都合なども

相まってCDのみの購入。自分で選んでおいてなんですがLPの曲が非常に気になります。


音源(サンプル)

Vihan Tie