Grim March To Black Eternity
ARGAR - "Grim March To Black Eternity "
スペインのブラックメタルバンドの3rd。冷気を帯びたシンフォブラックということで系統を分類すればやはり
初期EMPEROR系となるのでしょうか。とりあえず出来はかなり良いですね。そこらのフォロワー連中とは
明らかに一線を画してます。voはやや低めに唸る感じなのがメイン。Gは寒々しいリフを主体にしてます。
単調なようでわりと幅があってナイス。3曲目の最後で少しだけソロ(凄くもなんともないけど)を披露してくれ
たりなんかもします。ドラムもしっかりしてます。基本無茶なことはやってませんがたまにバス連打とか
やってくます。ただ部分によってはもう少し音がよく聞こえてもいいかなと思いました。ベースは・・・ベースは
私の程度の低い耳ではこれといった活躍の場面を挙げられないので割愛。最後にkeyですけどこれがまた
いいですね。荘厳に、また時として妖しさを演出してくれたりと色々な音を聞かせてくれます。リフとの絡みも
バッチリ。key奏者のセンスはかなり良いんじゃないかと思います。煌びやかなだけで面白くない連中が多い
シンフォ勢の多い中、このバンドはしっかりとしたブラックメタルをプレイしてくれています。こういったバンドが
もう少し注目されてくれると私としては嬉しいんですけどね。
試聴
スプリット
SARGEIST/HORNED ALMIGHTY - "Split"
フィンランドとデンマークのバンドによるスプリット。
・SARGESIT
1stの時のようなSATANIC WARMASTERなメロいRAWブラックスタイルから逸脱。
どうやら全体的によりRAWな方向へと進んでいったようで。私はSARGEISTって言われなければ
それと認識できない。それくらいの別物に成り果てていました。最初こそ戸惑いもしましたが思考を
切り替えて聴いてみたところ今のスタイルも気に入りました。ふと思ったけどこれに勢いをもっとつけたら
メンバーの別バンドのBEHEXENちっくになるような気がしました。
・HORNED ALMIGHTY
こちらはデンマークのバンドだそうで。オールドスクール風味なブラック/スラッシュ的なことやってます。
絶対的な個性とかそういうものとはあまり縁のなさそうな感じですが悪くないです。キャッチーだったり
ドゥーミーだったりともに(私基準)なとこがあったりで聴く前はどうでもよかったけど意外と楽しめました。
追加
下のに追加。
先走ってちょっと某所に問い合わせてみたりしてしまいました。
リリースはまだでまだプレス中だとか。っていうか普通にレーベルにout end of May 2005って
書いてありました。そりゃ出るのまだですね。しかし入荷楽しみだー。
授業中≒ブログ更新タイム(授業によるので)
今月は(も)非メタル、果ては音楽と無関係のものにお金を使いすぎてピンチです。
だけどまた少し買い物しちゃいました。こりゃ来月に使う分がないな・・・
WOODS OF INFINITY - Hejda CD
CULT OF DAATH - slit throats and ritual nights CD
TAAKE - Nattestid.... CD
今更TAAKEの1stかよって感じですね。でも三部作って話なんで3rd買う前に聴いておかなきゃ
ダメかな~って思ったので。3rdはもう少ししたら届くらしいんで。はぁ・・・またお金が飛んでいくよorz
リリース済or近いうちに出るのではまだNED関連、NOKTURNAL MORTUM、WIGRID、
SATANIC WARMASTER、etc・・・とまだまだ色々。さらに今月は+1。
それは何かと言うとフィリピンのKORIHORの新作、"Bastardo"です。新曲4曲、ライブテイク4曲の
構成との話です。ABIGAILとのスプを聴いて結構気に入ってたのですがフルのリリースはいつのことに
なるのやらとあまり期待してなかっただけに嬉しいリリースです。授業中にたまたま調べてみてよかった~。
Nocturnal March
DARKENED NOKTURN SLAUGHTERCULT - "Nocturnal March"
ドイツのブタックメタルの2ndフル。一応Ltd 2000らしいです。私はこれがDNS初体験ですね。
勢いのある熱いRAWブラック。根底のメロはしっかりしていて楽曲にある種のキャッチーさを
感じさせるリフワーク。勢い、スピード共に申し分ない激烈なドラミング、と演奏面は意外としっかり
してるみたいです(ベースはちゃんと聴こえてるけどあえて注目するほどじゃないとの判断で割愛)
曲も前述したように勢いがあってとっても熱いです。で私的にはキャッチーとさえ思えるくらいスンナリと
聴けました。これは中々いいアルバムですね。ちょっと前までドイツにはなんとなく苦手意識を持ってたけど
最近買ったドイツ産ブラックはアタリが多くて意識改革が起こりそうな感じです。
試聴はオフィシャルHPで少しだけ可能みたいです
基本私の訳は信用ないですのであしからず
DsOの"Kénôse"は"Si Monumentum Requires, Circumspice"に続く第二部じゃなかったっぽいです。
さすが私の脆弱な英語力。誤訳も日常茶飯事で困ったものです。実際はどうやら三曲入りのようでミニ扱い
っぽい感じです。でも作品の流れと無関係ってわけでもないそうです。それに三曲とは言えどれも長尺の
作りらしく楽しめそうなことに違いはないかな。でも三曲ならLP買うのは止めようかな~ なんて思ったり。
追記
昨日は授業中(今日もだけど)での記事作成だったのであまり読まずにノリで書いてしまったので後でもう少し読んでみました。ノリといっても別に普段からノリで書いてるような浅い内容ですけど。とりあえずFuneral Mistの"Devilry"の再販には'98年の"Havoc"demoがボーナスとも書いてありましたね。再販ってだけで浮かれてて気づかなかった。DSOはMalicious Secretsとのスプリットの話とか出てましたね。Malicious Secretsって言うとMeyhna'ch(ex - Mutiilation,Hell Militia)が真っ先に思い出されます。知ってはいたけど聴いたことはなかったのでこれも私にとっていい機会。なんか楽しいリリースが続きそうです。
Norma Evangelium Diaboli
Norma Evangelium Diaboliのページが更新されましたね。Deathspell Omegaの新譜が今日リリースされた
らしいです。どうやら彼の3rdは三部作の始まりであり今回のリリースはそれに連なる作品だそうですが・・・
今から到着が楽しみの今年期待の一枚です。LP版のブックレットのページ数はかなりの量のようですね。
デジパケと両方買っちゃおうかな。あとFuneral MistのMCDも本日再販となったようですね。以前から
再販を期待していたのでこれも嬉しいリリースです。そしてOndskapt、from Next Horizon Recordsだそう
ですけど。読むのが億劫だったのでここはちゃんと読んでなかったりです。
お買い物
届いた商品
ASHDAUTAS - "Shadow Plays of Grief and Pain"
VITSAUS - "Iäti Vihassa ja Kunniassa"
HIRILORN/MANITU - "Split"
ASHDAUTASは人様の意見を参考にさせてもらいました。というかサンプルを聴く気になった
キッカケになったというか。どっちでも同じですね。VITSAUSは前々から買うと宣言していたのを
ようやく購入。スプリットは前から欲しかったのをこの機についでに購入。
一聴した感じどれも良さそうで今回の買い物はいい感じ。ディストロさんに感謝感謝です。
Zyklus
LUNAR AURORA - Zyklus
書けない書けないと思って先送りにしていたら随分時間が経っちゃったな。褒めすぎないように簡素にいきます。ドイツ産シンフォニックブラックの6th。Zyklusは独語で全曲演奏会だそうな。響きがステキです。全4曲で46分の大作志向。一曲一曲が長めですが緩急のついたドラマチックな構成のため飽きることはないです。曲のタイトルは日本語で朝、昼、夕、夜となっていて一曲でも素晴らしい構成をしているのに、全体で一つの流れさえも感じさせます。それもあってか前作の延長線上にありながらより突き詰められ洗練された印象を受けました。実際曲作りが上達したっていうのもあると思いますけど。全部に惹かれたといえばそれまでですがあえて言うならkeyのメロ。ギター&ドラムの轟音の隙間を縫って弾かれる神秘的なkeyは今回もグッジョブです。メロすぎず甘すぎずで根はしっかりブラックなところとかも好評価。これは良いシンフォですね。今年聴いた中で一番のシンフォブラになるかも。まだ今年の半分も経過してないって言うのに気の早い話ですけど。
かなりの出来だと思うんですけどあまり国内には出回ってないようです。私的にプッシュの作品ですけど。
とりあえず見つけたら押さえてみてください。シンフォ嫌いでもなければ損はしないかと。
試聴
「昼」の前半部分の短いサンプルです。
Der Tag